イェルサレムの聖墳墓聖堂、南側入り口部ファサード
十字軍による占領下、12世紀のロマネスク様式で再建された聖堂の、唯一の残存部
The Church of the Holy Sepulchre, Facade of Crusader's Transept


<参考> サンチャゴ・デ・コンポステラの大聖堂、スペイン
プラテリアス門(銀細工師の門)、1078-1125、聖墳墓聖堂と同時期の
ロマネスク様式。2連2層の開口部はイェルサレムと影響関係にあると考えられる。
ヨーロッパの守護聖人である聖ヤコブを祀るサンチャゴ・デ・コンポステラが
ヨーロッパにおける最大の巡礼地だったので、そのファサードの記憶を
十字軍の建築家は 聖墳墓聖堂にも適用したのではなかろうか。
The Cathedral of Santiago de Compostela, the facade of the Platerias Doorway