アニの「領主館」の正面入り口は二色の石の象嵌細工で、ペルシア風に華やかに飾られている。
こうした装飾法は、13世紀のアルメニア建築に典型的なものである。
下の入口と上の窓のどちらも水平アーチをまぐさにし、その上に、下は半円アーチ、上は四芯アーチを架けている。