ムーレイ・イスマーイール廟、墓室の前の中央ホール、メクネス、18世紀初頭
中央に白大理石の噴水の水盤があり、床は幾何学紋様のタイル・モザイク、白大理石の円柱が12本とその柱頭彫刻、周囲の腰壁も幾何学のタイル・モザイク、正面は木製ドアに幾何学紋様の彫刻と彩色、その上にスタッコの格子が入ったアーチ窓、中央トップライトの下は大々的な白スタッコの壁面に 繊細きわまりない幾何学パターンの彫刻、全部 白だが、上の方だけ ごく淡い彩色。天井からは、要所に 金属工芸のシャンデリアが吊られている。全体に渋く、けばけばしいところの全くない、天上世界のような 素晴らしいデザインである。