Chapter 4. ITEMS of ISLAMIC ARCHITECTURE
第4章 建築種別とその集合体

神谷武夫

pp.126-7 第4章 「建築種別とその集合体」 扉


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● こうして(第2章と第3章の)2つの章で見た モスク建築の原理と性格というものは、実は 宗教建築に限らず、広くイスラーム建築全般に共通するものである。 宗教建築と世俗建築との間に ほとんど差異がないからこそ、イスラーム建築という呼称は、宗教建築としてのモスク以外に、さまざまな種類の建築までを包含するのである。では、イスラーム建築には どのような建築種別があるのだろうか。それを第4章で扱い、それらの集合形態や都市計画にいたるまでを たどっていくことにする。
この章は 第1章と同じように、見開き2ページを一項目とし、左ページに本文を、右ページに写真を配した。なるべく写真をたっぷり 容れたいが、第1章なみに フルに写真をいれたのでは 本全体があまりに窮屈になるので、この章では 左はノドまで使い、右は写真を裁ち落としにしたが、上下には通常の余白をいれることにした。


pp.128-9 住宅(ダール、バイト)


pp.130-1 宮殿(サライ、カスル、マハル)


pp.132-3 学院(マドラサ、メデルサ)


pp.134-5 修道場(リバート、ハーンカー)


pp.136-7 聖者廟(マザール、ダールガー)


pp.138-9 王侯の廟(クッバ、グンバド)


pp.140-1 隊商宿(キャラヴァンサライ、ハーン、ワカーラ)


pp.142-3 浴場(ハンマーム)


pp.144-5 病院(ビーマーリスターン、ダール・アッシファー)


pp.146-7 公共施設複合体(キユリエ)


pp.148-9 市場(バーザール、スーク、チャルシュ、カイサリーヤ、ベデステン、ターク)


pp.150-1 種々の施設(タキーエ、ハマーム、ジャンタル・マンタル)


pp.152-3 水利施設ー1(カナート、ナイロメータ、ノリア、ポル)


pp.154-5 水利施設ー2(サビール・クッターブ、チェシュメ、バーオリ)


pp.156-7 城塞(カルア、カスバ、アルク)


pp.158-9 宮廷地区(カスル、カーフ、サライ)


pp.160-1 旧市街(メディナ、イチャン・カラ)


pp.162-3 庭園(バーグ、ジャンナ)


pp.164-5 都市(マディーナ、ミスル)


●「イスラーム建築の 種別 」のページに、全部 再録してあります。


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