Takeo Kamiya, architect
HINDU-KYO no KENCHIKU
( The Hindu Temple )
An Introduction to its Meaning and Forms

cover photo

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Written by George Michell, Translated by Takeo Kamiya
1993, 22cm -270pp, 5,000 Yen
ISBN4-306-04308-8, Pubsished by Kajima Shuppan, Tokyo

The understandable outline of Hindu Temple
written by the presently most active historian of Indian architecture.
Part 1 deals with the meaning of the Temple and its caltural background,
Part 2 deals with principle of forms and history of the Temple architecture.
16 pages of colour photographs taken by the translator are added.



From AFTERWORD by the TRANSLATOR

This is the complete translation of George Michell's "The Hindu Temple, An Introduction to Its Meaning and Forms", 1977, Harper and Row, New York. The auther, Australian-born George Michell, is now the most energetic historian on Indian architecture. After graduating the University of Melbourne, he went to the School of Oriental and African Studies of London University, studying Indian and Islamic architecture, and took a docctorte. Since then, he has been vigorously written and published many books, such as the following apart from this volume.

Architecture of the Islamic World, (ed.) 1978, Thames and Hudson, London
Brick Temples of Bengal, 1983, Princeton University Press, Princeton
The Islamic Heritage of Bengal, 1984, Unesco, Paris
The Penguin Guide to the Monuments of India, vol.1, 1989, Viking, London
The Vijayanagara Courtly Style, 1992, Manohar Publications, New Delhi

And in the "MARG" series(Marg Publications, Bombay, four books every year), he edited an wrote :

Islamic Heritage of the Deccan (1986)
Ahmdabad (1988)
Living Wood (1992)

As he was originally from the field of architecture, he has

もともと建築出身であるだけに, 文献的なアプローチよりも建築の形や, 空間そのものを探求しようとする姿勢がある. 本書はその著作活動の中では初期のものに属するが, ヒンドゥ建築全般の簡潔な概説書としては, 今も十分に有効である. 1988年にシカゴ大学出版局が再刊をしたのは, その教科書的な有用さに注目したためであろう.

本書の特色としては, 建築的記述に入る前に, hinduism の概要と寺院の意味について, 大幅なページ数をさいていることが挙げられる. それがキリスト教建築についての本であれば, 宗教的な教義や歴史から説き始める必要はないだろうが, ヒンドゥ教のような, for Europeans and Japaneses, 馴染みの少ない宗教の建築について論じるには, まずもって宗教的内容から説明していかなければ, それに基づいた建築の特質も十分には理解されないからである.

その中でも興味深いのは第 3章から第 5章の, hindu temple の営まれ方や建てられ方であろう. こうしたことは従来のヒンドゥ教の本からも, 建築史の本からも抜け落ちていた部分であって, 単なる歴史や教理ではない, 生きた寺院のようすというものを私たちに伝えてくれる.

しかしながら, もともと大部の本でもない上に, そうした建築以前の説明に大きくページをさいているために, 建築史の記述の部分は, あの膨大なヒンドゥ建築を (それもインドだけでなく東南アジアまで含めて) 通覧するには, いささか急ぎ足にならざるをえなくなったようである. 個々の地域や時代の建築の記述としては, いくぶん物足りなく思えもするが, しかし本書はあくまでもヒンドゥ建築の入門書なのであるから, もっと詳しい叙述は今後の出版に待つべきであろう.

P.120-121 Chapter 7 : THE TEMPLES IN NORTHERN INDIA, (Photo: Temples at Gop and Deogarh)
Page Sample

 本書はわが国で初めての, India を中心とするヒンドゥ建築の書である. 外国への旅行者が多くなったとはいえ, インドに旅行する人はまだまだ少ない. けれども欧米が憧れの対象ではなくなってきた現在, Indian culture に対する潜在的な興味はたいへんに大きい. そうした時, Indian architecture をほとんど知らない人々に Indian architecture の魅力を伝えるためには, 何よりも美しくて正確な写真を提供することが必要である.

 本書の原書は, 多数の写真を掲載してその期待に応えようとしているとはいえ, それらはすべて black and white photographs であるので, その効果はいまひとつであると思われた. そこで日本語版では原著者の了解をえて, 訳者が長年撮りためてきたヒンドゥ建築の colour photographs の中から 26点を選び, 16pages にわたって挿入することにした. それによって本文の理解を助けるとともに, いまだ現地に行ったことのない読者にも, その臨場感をもっていただけるのではないかと思う.

 また black and においても, ゲラ刷りの結果, 原版の写真原稿がきわめて不十分なものであることがわかり, 急遽半数以上を訳者の写真に置き換えさせてもらった. さらに用紙の紙質を原書よりも上等なものとし, 脚註も豊富につけた. こうして本書は原書よりもずっと内容の充実した, 立派な版となった.

 今までわが国でも Indian art and architecture, そして遺跡などの書物は少なからず出版されているが, そのほとんどが仏教を中心としたものであって, hindu の造形芸術を紹介したものはごく少ない. しかしIndia が仏教国であったのは古代のことであって, 中世このかた現代に至るまで, その宗教的よりどころは主として hinduism にあり, 美術・建築もまたヒンドゥ教を中心に展開してきたのである. 私たちが Asian culture に接していく上で, hindu culture は無視できないどころか, その理解なくしては国際交流をすることもできないであろう.

 そうした意味で本書が, 今まで欧米にばかり顔を向けてきた日本の建築界の視線を, 少しでも south Asia の偉大な建築文化に向けてもらうきっかけになればと思う. そしてまた本書が, 一般の方のインドの旅の伴侶として, Indian culture への案内(チチェローネ)の役割を果たせれば, 訳者として喜ばしい限りである.

 アジア各地の紛争が一日も早く解決し, 人々に平和がもたらされることを祈りつつ.


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Islam
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