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サスキア日誌 (2025 /07/ 06)
● サスキアが 巣箱に、だいぶ多くの 貯食をしてしまい、今に あふれてくるのではないか と案じ、下の写真のように スライド扉を上げて、貯食されたエサを 2/3 ぐらい 下に掻き落としました(クルミの殻も4個ぐらい ありました)。サスキアは ビックリして 飛び跳ねていました。

それが、夜の9時くらいになって、キュン . . キュン . . キュン . . という 小さな音が聞こえるので、何だろうと思ったら、どうやら サスキアが 巣箱の中で 泣いているのだ と 分かりました。とっくに寝ているはずの サスキアが、こんな夜遅くに 泣いているというのは、寝ぐらに せっせと貯食してきたものが 半分以上も 無くなってしまい、不安で 眠れなくなったのでしょう。そこで、ヒマワリの種を一つずつ、6個ぐらいを ごく ゆっくりと 巣箱に投げ入れたら、サスキアは それを見て(食べて ? )安心したらしく、泣くのをやめて、眠りについたようでした。翌朝は、いつものように元気に回し車を まわしていたので、私も安心しました。
シマリスが、キュン . . キュン . . キュン . . と 小さな声を出して泣く というのは、初めて知りました。今回は、貯食の半分以上が 奪われる という 初めての体験だったので、恐怖に襲われたのかも しれません。2回目、3回目になれば、慣れてくることでしょう。
● 一般的に、シマリスは ペットのなかでは 比較的にトイレを覚える方なので、その点では 飼育が楽だと言われます。他方、シマリスにトイレを覚えさせるのは 困難だ という説もあります。もちろん個体差があるので、トイレが だめな子もいますが、うちのサスキアは 優秀な方だと思います。それでも 多少の苦労は あります。毎朝 サスキアより早く起きて、最初に トイレ掃除をします(サスキアが起きてから 扉の開け閉めをしていると、ケージから跳び出る恐れがあるので)。 糞(ふん)よりも オシッコの処理 に手間が かかります。
まずは、サスキアの 近況 から。
サスキア日誌 (2025 /08/ 15)
巣箱から 乗り出す サスキア
サスキアは 生後5か月となり、すっかり大きくなりました。
体重は ちょうど 100 グラムで、「お迎え」した頃の2倍になりました。
今や、巣箱が 小さく感じられます。
体重 100 グラムというのは、成人シマリスの標準値と言えます。
肥満にならないよう、定番の おやつの「ヒマワリの種」(ヒマ種)は
毎日 10個と決め、ケージの小窓をあけて、1個ずつ 直接 あげています。
もっとも その半分は、巣箱の中に 貯食されて しまいますが。
ほかにも、朝食時に 私は季節の果物(リンゴ、苺、パイナップル、
冬は 富有柿 )を食べる習慣なので、その一片を あげます。
お昼には ナッツ類(割ってあげたクルミ、ピーナツ、ピスタチオ、
アーモンド、ヘーゼルナッツなど)を 殻付きで どれか一つ あげます。

プチ・トマトを食べる サスキア
リスの 手(前足)の指の数は4本です。
ヘーゼルナッツの殻と アーモンドの殻は、オニグルミほどでは ないけれど
非常に堅いので、サスキアは それを割って中身を食べるのに、最初、
ヘーゼルナッツは 20分も かかり、アーモンドは 40分 格闘しても割れなくて、
私の方に来て 助けを求めたので、クルミ割り器で 割ってあげました。
もちろん 主食は、タンブラー・グラスに入れた「ミックス・フード」で、 今は「ナチュラル・ラックス」 (ハッピー・ホリデイ・ジャパン)に しています。

サスキア日誌 (2025 /08/ 20)
● シマリスは、花を食べるのが好きで、サスキアも 喜んで食べます。
近くの並木道の街路樹(サルスベリ )が 小さな赤い花と白い花を たくさん咲かせていたので、赤い花の ごく小さい一枝を 持ち帰り、ケージの中に差し入れると、サスキアは むしゃむしゃと 食べていきました。花ばかりでなく、丸い実も、緑の葉っぱも。細枝も 全部食べます。
ところが、別の道路の 違った種類の街路樹の 白い花を与えたら、全然 食べませんでした。体調が悪かったのか、その花には シマリスの嫌いな匂いがあるのか、理由は分かりません。

サルスベリの花を食べる サスキア
道ばたには 季節ごとに 異なった花が咲きますので、いろいろ 試したいものです。ネット記事によると、「シマリスは 梅や桜の花を食べることもあるが、好物というほどではなく、花弁よりも 花の中の 蜜(みつ)や花粉を好んで食べる」のだそうです。スイセンやチューリップ、ヒヤシンス、朝顔などには毒性があるので 要注意ということです。花ではありませんが、「ふんわり食パン」の白いところを 大きめに ちぎって与えたら、全部 食べました。リスにとっては、花もパンも、同じように 柔らかくて おいしい食べ物なのかもしれません。人間のように、花を見て「きれいだ」などと、リスは 思わないでしょうから。
** 12月 2日に、並木道の生垣に 真赤な カメリア(椿)が咲いていたので、一輪を もらってきて サスキアに食べさせようと思ったのですが、その前に グーグルに問い合わせたところ、
カメリア
「カメリア(椿)は シマリスにとって 有害な可能性があるので、食べさせないほうが よいでしょう。」
という答えが出たので、やめました。ところが、今 これを書くために、念のため もう一度 問いあわせたら、
「カメリア(椿)の花は、シマリスに食べさせても 問題ありません。むしろ、リスは 庭の椿の蕾や花を よく食べることが 知られています。 」
という、回答です。 では、サスキアに あげなかったのは 残念だったなあ、と 思っている次第です。 (2025 /12/ 13)
サスキア日誌 (2025 /09/ 02)

スライド扉を押し上げて、貯食したエサを食べる サスキア
● サスキアが 巣箱の中に貯食した エサが、スライド扉の下の すき間から匂うのでしょう、サスキアは それを食べようと、扉を 5センチくらい、 鼻で 押し上げてしまいました。私が それに気が付いた時には、サスキアは それらのエサが、 自分が上から貯めこんだものとは知らずに、食べていました。扉を押し上げた時に 下に こぼれ落ちたものの内、床に置いた手袋の上に落ちたものを 取り出して調べると、毎日 10個ずつあげていた ヒマワリの種が一番多く、そのまままの物と、剥かれた殻とが 半々ぐらいでした。そのままの物は 翌日の分として、また あげます。

シマリスが 鼻で押したり突いたりする力は 驚くほど強いので、これが習慣にならないよう、扉を下ろして閉めて、ピンで固定しました。シマリスは 、いつも 思いがけない行動をするものです。もっと上の方には、齧り割ることのできなかった ヘーゼルナッツなども あるはずです。それを下に持ってきてくれれば、私が クルミ割り器で 割ってあげるのですが。
サスキア日誌 (2025 /09/ 21)
● テラコッタ・トンネルだけでは、サスキアの足の爪が 十分には 削れないようなので、補助用として、軽石の「爪とぎステップ」を、給水ボトルの上の方に 取り付けました。テラコッタ・トンネルの 2/3ぐらいの大きさなので、横たわることは出来ませんが、巣箱の屋上から飛び移るのに ちょうど良い位置なので、サスキアは よく乗っています。

爪とぎステップ(MINORITY DESIGN)750円
軽石、幅 6.5 cm × 長さ 7.8 cm × 高さ 2.6 cm
● 毎日、ヒマワリの種を 10個、ケージの小窓をあけて 直接 あげていたら、ある日 サスキアが そのすきに 部屋へ跳び出してしまって、ケージに戻すのに 少々難儀をしましたので、以前のように ヒマ種を ケージの格子の間から与えていました。『シマリス完全飼育』の本だったと思いますが、それをやっていると リスが ケージを齧(かじ)るようになるので、やめたほうが良い と書いてありましたが、サスキアは そんなことは あるまいと 高をくくっていました。そうしたら 今月初めに、実際 そうなってしまったのです。
横向きになって、ケージの縦棒をつかんで 齧る サスキア
● ケージの置いてある大テーブルで 私が朝食の支度を始めると、いつも サスキアは大騒ぎして「自分にも くれ」と、ケージ内を跳びまわり、回し車を 勢いよく回し、水を飲み、ケージの格子に両手でつかまって ガシガシと齧ります。果物の一片をあげると、あとは おとなしくしているのですが、昼にヒマ種を与えている時にも、こちらが 少し ゆっくりしていると、次を催促して ケージを 齧ります。このごろは 巣箱の上に立って、脱走意欲の表れか、天井の格子を齧るようになったので、そこには 重い本を置いて それを遮り、ケージ越しに ヒマ種を与えるのも やめることにしました。
私が一番恐れるのは、ケージの格子を齧ることによって 前歯が曲がり、サスキアの歯が「不正咬合」(ふせい こうごう)という 危険な状態(不治の病)になってしまうことです。そこで 思いついたのが、ヒマ種は 直接与えず、「爪とぎステップ」の上に 置いておく、という方法です。ケージの近くに行くたびに ひとつを そっと置いておくと、サスキアは ステップに乗った時に、ケージの格子を齧ることなく、静かに食べます。足の爪も削れることでしょう。
爪とぎステップの上で ヒマ種を食べるサスキア
これで一件落着かと思いきや、サスキアは、私が 爪とぎステップの上に ヒマ種を置くのを 見張っていて、置くや否や 飛びつくようになりました。そして天井格子には4本足で掴まって ぶら下がり、格子をガシガシ齧ります。どうも サスキアは「噛みリス」かもしれない、という気がします。季節的には、これから「タイガー期」になる恐れもあります。おまけに この部屋は LDK なので キッチンまで つながっているし、さらに、多くの機器の配線コードやケーブルが 沢山あるので、サスキアを「放し飼い」には 出来そうもありません。昔のような「リスとの共同生活」の夢は、残念ながら、当分の間 おあずけと なりました。
サスキア日誌 ( 2025 /09/ 27 )
脱走して 勝手に「へやんぽ」する サスキア
● サスキアを「お迎え」したのは 生後1ヵ月の4月14日ですから、もう 生後 半年になります。ネット記事には「シマリスが1年で成熟するペースは、人間でいうと1年で 約8歳年をとるのと同等」と書いてありましたので、サスキアは 人間でいうと、 今4歳ぐらいということになります。「いたずら盛り」というわけです。事実、昨日は トイレハウスを ガチャガチャと動かしていて、ついには 倒そうとして、その屋根を外して 放り出してしまいました。このまま行くと、砂の入った下の部分まで 引っくり返しかねません。
しょうがないなと 手を入れて直そうとしたら、サスキアは 私の手の脇をすり抜けて、またしても部屋に飛び出してしまいました。それから1時間くらい、カーテンを駆け上って カーテンレールや本棚の上を歩いたり、部屋中を歩き回って 自由を満喫していました。そこで ケージを机の脇の床に置いて 扉を開けっぱなしにしておいたら、しばらくして サスキアが、エサを求めて、やっと ピョンと入ったので、 捕らえることができました。そのあと サスキアは 興奮状態にあったのか、東京の日没は5時頃なのに、夜の7時近くまで起きているので、強引に ケージに布をかけて 暗くし、巣箱に入って寝るように仕向けました。
ほお袋から 何かを出して食べている サスキア
翌朝は いつものように エサの入れ替えや トイレ掃除をし、サスキアを起こしました。ところが そのあと サスキアは、だいぶ遅くなって巣箱から出てきましたが、私が ちょっとでもケージに近づくと パッと逃げて行き、ケージの隅や 巣箱に 隠れます。エサも あまり食べません。昨日一日の行動を よほど深く 反省しているのか、あるいは 私に「お仕置き」でも されることを 恐れているのか、一日中「臆病状態」が続きましたが、私としては、サスキアがケージを齧ったりせずに 静かにしていることを 歓迎しました。それにしても、シマリスは 前日にした事を、そんなに よく覚えているものかと 感心しました。
サスキア日誌 (2025 /10/ 10)
タイガー期に突入した サスキア
● サスキアは「タイガー期」に入ったようです。私が手をケージに寄せると、サスキアは 指に噛みつこうとして、格子の間から 鼻を突き出します。これでは とても 放し飼いになど できません。 それに、絶えず天井格子を齧ります。いくら「コラッ」と言って やめさせても、すぐまた始めます。こちらも うんざりして 堪忍袋の緒も切れ、昼間からケージに 布をかけてしまいます(毎日、夕方から翌朝までは、サスキアがよく眠れるよう、ケージに布をかぶせて暗くし、音もさえぎる習慣なのですが)。シマリスの可愛さも半減です。
両手でケージの格子を持ち、格子を齧ろうとする、タイガー化したサスキア
ところが、昼間からケージに布をかけられて 真っ暗にされてしまうことは、サスキアには よほど 応えるらしく、真っ暗な中で トイレハウスから砂を掻き出して、下の 掃除用引き出しに 捨ててしまうなどの暴れ方を していましたが、翌日になると、 一日中 ずっと おとなしくしていて、ケージの天井は 全く齧りません。なんと感心な、聞き分けの良いシマリスになったかと、ご褒美に ヒマ種を いつもの2倍の 20個をあげました。今日もまた、それを続けています。これでサスキアは もとのように 可愛くなりましたが、果たして いつまで続くことやら。
● 半日も続きませんでした。今度はケージの後方ではなく、手前の右上の格子を齧ります。私が いくら やめさせようとしても、齧り続けます。もう、本当にうんざりして、頭にきました。そこへ、数日前にアマゾンで見つけて 注文しておいた「ビターアップル」という 噴霧材が、郵便配達で玄関に届きました。これはアメリカで開発された、「リンゴの皮から抽出した 天然の苦味成分で 愛犬の噛み癖を 矯正する」という、薬品のような「しつけ用スプレー」で、愛犬や愛猫に「噛んじゃダメっ」を しつけるという、それが本当なら「天の助け」です。未熟なリンゴの苦み成分というのは あまりに苦いので、犬や猫は これが吹き付けられたところを 噛まなくなるという。1960年から 生産販売されているそうで、ニチドウという会社が アメリカから輸入販売しています。人畜無害だそうです。
商品の説明を読むと、「これは 犬 猫 用であって、人間や その他のペット等には使わないで下さい」とありますが、犬猫とシマリスとで 効果に違いがあるとも 思えないので、これを ケージの手前右上のコーナー部一帯に スプレーしてみました。サスキアは驚き、近づいて匂いを嗅ぎ、ペロペロなめたりしていましたが、「これはヤバい」と感じたらしく、離れた所に行くと、もう ここへは 近寄りません。そして ハンモックに上って 伏せて座ると、ずっと おとなしくしています。何という、素晴らしい効力か! 「ビターアップル」に感動!
ビターアップル 1,899円
サスキア日誌 (2025 /10/ 11)
● 床に置いた手袋の中に潜(もぐ)って、真っ暗な中で サスキアは何をしているのだろう ? と 書きましたが、サスキアは 手袋の指の付け根を齧って、穴をあけていたのです。もう手袋は かなり ボロボロになっています。そして、今度は ケージに布をかぶせられている間に、一番快適な場所であるはずの ハンモックの上端のあたりを 食いちぎって 穴をあけていたことに、やっと気が付きました。
すぐに「ビターアップル」をかけましたが、狂暴化して 異常な興奮状態にあるサスキアは、リンゴの苦み成分など 物ともせず、私が見ている前で、ハンモックの布を すさまじい勢いで 食いちぎって、中の綿を出していきます。その猛り狂った姿は、まさに「タイガー」と呼ぶのが ふさわしい、と感じました。私は、
「君の前歯が「不正交合」にならないようにと 心配してやってるのに 何だ!」
と 腹を立てましたが (!) 、これが シマリスの「タイガー期」というものです。昔 飼っていたリスは タイガー期に ならなかったので、これが、初めて見る「シマリス・タイガー」の姿です。この勢いで 手に噛みつかれたら、さぞかし 痛いだろうと 思います。

ハンモックの布を 食いちぎって 綿を出す
タイガー化した サスキア
こうなると、もう「可愛いシマリス」という気持ちは薄れて行きますが、でも、よく考えてみると、「お迎え」してから半年になりますが、まだ 私はサスキアに 噛まれて出血したことはないし、引っ掻かれたこともなく、ケージの中の 木の巣箱も あまり 齧られていないし、回し車は 毎日 せっせと回しているし、糞やオシッコは ちゃんと トイレハウスの中でしてくれるし、まあ、素のサスキアは シマリスとしては「素行優良児」の方なのかも しれません。
タイガー期になっても 一日中 タイガー化しているわけではなく、この 10分後には、サスキアは 元の 様子になり、ビターアップルのおかげで 天井格子には近寄らなくなりました。ケージの中に飼っている限り、そしてケージを齧られないかぎり、「可愛いシマリス」です。しかし この「タイガー期」は、いつまで 続くのでしょうか? ( 10/ 11 )
サスキア日誌 (2025 /10/ 12)
● 翌朝、ケージのトイレ掃除をし、新しいエサをいれ、手袋を引っくり返してきれいな面にしようとしたら、何と サスキアが手袋から飛び出て、開けていた扉から またしても 部屋に飛び出してしまったのです。手袋に隠れて、逃亡するスキを狙っていたのか、何という知恵者!と思いましたが、それは誤解だ ということが 後で分かります。
しばらく 自由に「へやんぽ」させておくことにしたので、サスキアが部屋の中を歩きまわっている時に シマリス タイガーになって 私に噛みつきは すまいかと案じましたが、そういうことはなく、朝食の後 にケージに戻ってからは、終日 ハンモックの上などに おとなしく座っています。ビターアップルの効果もあったのでしょうが、もっと別の問題だということが 夜になって解りました。夜、ケージに布をかぶせようとした時に 中を見ると、サスキアが 手袋の中に潜(もぐ)ったまま 寝ているでは ありませんか。今まで いつも巣箱の中で寝てきたのに、初めて 手袋の中で寝ているのです。私が その上から突ついても、出てきません。

手袋に潜って シッポだけ出している時と、顔だけ出している時
私が寝室に行って、初めてそのわけが 分かりました。寒いのです。前日から 東京に冷気が訪れ、外気温が 16°C まで下がっていたのです。しかもサスキアは体調が悪いらしく、毛糸の手袋にくるまって寒気を しのいでいた らしいのです。昨日も そうだったのか。もしかして、サスキアは 病気で死ぬのではないかと、ふいに 不安がよぎります。あるいは ビターアップルが シマリスの健康を損なったのではないか、という疑いも よぎります。しかし 今 できることは、エアコンを 夜じゅう付けっぱなしにして、この寒さを乗り越えさせることだと考え、まだ 10月前半ですが、暖房を付けっぱなしにし、サスキアが潜った手袋の上に もう一方の手袋を掛けてあげて、一晩 様子を見ることにしました。
翌朝、居間に来て ケージから布を取り去ると、サスキアは まだ手袋の中ですが、ちょっと突つくと出てきて、元気に走り始めたので、胸を撫でおろしました。
● しかし、これで目出度し というわけでは ありませんでした。サスキアは ハンモックの端の支持棒に立って、天井格子を激しく齧り始めました。私が近くに行くと やめるのですが、席に戻ると すぐさま齧り始めます。格子に ビターアップルをかけても 効果なしです。しかも、その音が うるさい。格子をガタガタ揺さぶるので、回し車をまわしている時よりも うるさい。
どうやら これは、サスキアが タイガー化しているから のようです。「コラッ」と言っても、丸棒で突いても、止まりません。施す手段のなくなった私が あきらめて、「もう勝手にしろ」という気になった頃に、サスキアは タイガー化から脱し、 天井格子を齧るのをやめ、ハンモックに座って、「反省している」かのごとくに、 昨日と同じように おとなしくなりました。
背伸びして 天井格子をかじる サスキア
ウムッ、「タイガー化」には、対処する道がありません。むしろ 近寄らずに、勝手にさせておくほかない、と 悟りました。ちょうど 人間の犯罪者が 犯行当時に、「自身の行為の善悪を判断する能力(弁識能力)や、その判断に従って行動をコントロールする能力(制御能力)を失っていた」と「精神鑑定」で判断されると、刑が軽減されたり 無罪になったり するような ものです。つまり、サスキアを責めてはいけません。タイガー化は、シマリスを飼っている以上、甘受すべき「自然現象」だと 達観して、その間は ケージに近寄らずに いましょう。
サスキア日誌 (2025 /10/ 15)
● サスキアは 10月13日にも ケージから脱走して、あいかわらずカーテンを登ったり降りたりして カーテンレールや本棚の上を歩きまわり、部屋中を探検して、私の背中も歩いたりして、3時間も「へやんぽ」を楽しみました。すっかり満足したのか、素直にケージにもどり、以後はあまり「タイガー化」もせず、 前のような おとなしい「良い子」のシマリスになりました ・・・・・ と 言いたいところですが、実際は その後も、脱走に次ぐ 脱走、もう くどくどと 書きませんが、どうも このリスは 手に負えなくなりました。タイガー化している時には、ビターアップルも効果がありません。

シマリスの実物大フィギュアを 不審そうに見る サスキア
今は夜の 11時、 サスキアはどこに隠れたかも知れず(この部屋は本棚だらけで、台所とも一続きなので、隠れるところは 山ほどあります)、どこかで眠っていて ケージには戻らないので、もう当初の 心算(つもり)のとおり、この部屋に「放し飼い」にせざるをえません。昔 リスを 飼っていた時のように、ケージの扉は開け放しにして、トイレ掃除も エサの補充も、サスキアが起きて 外にいる時に やります。それでも 時々は、エサを求めて ケージに帰って来た時に気がつけば、私が扉を閉めるでしょうから、その時には しばらくケージの中で飼うことにします。そして あえて言うなら、脱走して 勝手に「へやんぽ」している時の サスキアの動きを見ているのは、楽しい(玄関の外に脱走してしまわない限りですが)。
サスキア日誌 (2025 /10/ 20)
● ところが、上のように書いた翌日、サスキアは ケージに戻ってきて、それからは 毎日 おとなしく しています。「放蕩娘の帰還」というわけです。なぜか オシッコの量が少なくなって、ネバネバ も少なくなり、トイレ掃除が楽になったので 3日に一回とし、朝 サスキアが 手袋に もぐっていても、もう騙されないぞと「守備」を固くするので、脱走させません(時々 天井格子を ガシガシ齧るのは、タイガー化した時なのだろうか?)。手袋の中で寝ていることが多くなったのは、寒くなってきたからかもしれない。そろそろ 床置きヒーターを 用意しなければ。

ハンモックで 顔をうずめて、丸く 小さくなる サスキア
上方の 白い部分は、サスキア・タイガーが 布を食いちぎって作った 穴。
ただ、サスキアが タイガー化もせずに、おとなしく ハンモックの上で 小さく 丸まっているのを見ると、少し 可哀そうになってくるのですね。本来 森の中で自由に飛び跳ねているべき リスが、こんな 狭いケージに閉じ込められて 小さく丸まっているのは、自然の摂理に反していることだなあ と。
とはいえ、脱走すれば エサも無く、水も飲めないのに対して、ケージの中に居れば エサも 飲み水もあり、時々ヒマ種をもらえ、朝は果物、昼はナッツにありつけ、天敵もいない 安全な環境で過ごせるのですから、これも シマリスの幸福の 一つのあり方には 違いありません。野生下のシマリスの寿命は(危険が多いので)3年〜5年、飼育下のシマリスは(安全に過ごせるので)5年〜10年と言われます。
サスキア日誌 (2025 /10/ 24)
● 昨日(10月23日)の朝、エサのタンブラーグラスを取り替え、トイレ掃除を終えて トイレハウスを元に戻した時、サスキアは 脱走しようとしました。私が あわてて扉を閉めたら、サスキアは 扉と枠の格子に挟まれて 宙ぶらりんとなり、身動きが取れなくなりました。私が指で押してケージの中に戻そうとしても、戻せません。よほど複雑な挟まれ方をしたのか、外に飛び出すことも 出来ないようです。私が扉から手を放しても、サスキアは動けません。この時の写真を撮っておけばよかったのですが、サスキアが怪我をしたのではないか と心配したので、写真まで気が回りませんでした。
服を着ているわけでもないのに、そんな複雑な挟まれ方をするのも変なので、今思うと、サスキアは両手でケージの縦格子を ギュッと握っていたのかもしれません。中に押し戻すまでに だいぶ時間が かかりました。どうやら 怪我はしなかったようですが、だいぶ 痛い思いは したでしょう。それに、その日は 私から 一切 おやつをもらえなかったので、いつもは食べ残す 主食のエサを 完食していました。これで懲りたか、以後は 脱走しようとしていません。
傷心の サスキア
サスキアを放し飼いにしようかと、先週は思ったのですが、玄関から脱走することを恐れて、「放し飼い」ではなく、4日に1回ぐらい この部屋を、好きなだけ「へやんぽ」をさせることにしました。その間に サスキアが タイガー化さえしなければ、トイレ掃除や、床置きヒーターの取り付けなどを、ゆっくりと することができます。それに、ケージの外からサスキアを撮影するのは むずかしいのですが、へやんぽを している時ならば、もっと良い写真を撮ることも出来るでしょう。それにまた、時々 へやんぽをしていれば、天井格子を齧る欲求も 少なくなるだろうことも期待して。もしかすると、サスキアが天井格子を齧るのは、狭いケージに閉じ込められていることによる ストレスが原因かもしれません。
サスキア日誌 (2025 /10/ 27)
● 朝、ケージの一番下の「掃除用引き出し」を引き出して、屑入れに ゴミを捨てようと思ったら、驚いたことに、トイレハウスの床の砂が 半分くらい ここに落ちていました。サスキアの仕業らしい。でも、昨夜 ケージに布を掛けようとしたら、サスキアは 手袋の中に入って、仰向けになって頭だけ出し、布団をかぶった人間のような寝姿で、布で暗くされるのを 静かに待っているような、可愛らしい「良い子」ぶりだったので、眠っている夜中に タイガー化したとも 思えません。
どうやら これは、今朝、私よりも早くに起きていたサスキアが、トイレ ハウスでオシッコをしようとしたら、砂の床面が3日も掃除してない デコボコなので、怒って 砂を掻き出したのではないか、と 推測されます(地面の穴掘りが得意なシマリスにとって、砂を掻き出すのなど たやすいこと)。・・・ごめんよ、サスキア。
そこで、悪いことをしてしまったと、トイレ ハウスを 掃除のために取り出そうと ケージの扉を開けたら、サスキアは パッと飛び出て 私の背中を歩いて、床に下りてしまいました。まあ そうするつもりだったことなので、今日は 好きなだけ 自由に「へやんぽ」をさせることにして、トイレ掃除、エサの取替え、ケージ全般の手入れに続いて、アマゾンで買った「床置きヒーター」の設置をしました。一番手前に 針金で コードをケージに 結び付けるのが、とても難しかった。

床置きヒーター(ホッと2WAYヒーター)ジェックス 1,913円
(S サイズ)14.5cm × 8.5cm
来月になったら スイッチを入れっぱなしにして、サスキアが いつでも 暖を取れるようにします。本体には on-off スイッチが付いていないので、「中間スイッチ付 延長コード」1m(サンワ サプライ 1,000円)を買って、つなげました。ヒーターの表が 約 34℃の「高温面」、裏が 約 28℃の「中低温面」ということです。どちらかに 固定せざるをえないので、サスキアが この上で寝て「低温やけど」をしないよう、「中低温面」にしておきます。床置きではなく、ケージの外側に 縦に取り付ける方が 安全だ とも言います(それなら 裏表を変えるのも たやすいでしょうが、ケージの中が その分だけ見えなくなってしまいます)。
サスキアは1時間くらい へやんぽ を楽しんで、ケージに戻って来ました。私が朝食を済ませて ここを見ると、サスキアは 昨日 齧れずに 巣箱に貯食していた ヘーゼルナッツを ここに持ってきて、暖かい床の上で 長時間 齧っていました。そして 終日、おとなしい「良い子」にしていたので、ヒマ種も ピスタチオも あげました。これで すっかり「良き時代」に戻ったようで、ホッとしました。このまま「タイガー化」しなければ 良いのですが。

外が恋しい サスキア
● 今まで随時 書いてきた「サスキア日誌」に 一区切りついたこととして、それらを集成して 日付順に並べ(6月1日〜10月 27日)、この「思い出シリーズ 」の1編として 記録しました。 これからは、あまり「サスキア日誌」を 書かないと思います。 ( 2025 /11/ 01 )
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