デリーの天文観測所(ジャンタル・マンタル)
ミシュラ・ヤントラ Mishra Yantra (Composite (Mixed) Insrument)
これだけは ジャイ・シングの息子の マドゥ・シング (Madhu Singh, 位 1751-65)
による造営であろうという。 翼部を除いた本体の幅は 約15m、高さは 約8m。
インドの天文観測器の中で 最も魅惑的な形態、表現派の建築のような「造型作品」。
四つの観測器が複合しているという意味で ミシュラ・ヤントラと呼ばれているが、
実際には 何の有益な機能も果たしえなかった、という説もある。


ミシュラ・ヤントラの平面図
(From "Cosmic Architecture in India" by Andreas Volwahsen, 2001, Prestel)