実現しなかった「成長する美術館」、フィリップヴィル市立美術館
アルジェリア、1939年、設計:ル・コルビュジエ+ピエール・ジャンヌレ
一辺の長さが約 50mと書かれている(東京の国立西洋美術館は一辺が約 41m)
「仮のファサード」からコンクリートの梁が突き出ているのは、増築を たやすくするため。
Musée pour la vill de Philippevill, 1939, designed by Le Corbusier
(From "Le Corbusier, Oeuvre Complète 1938-46", Zurich)

フィリップヴィル市立美術館模型。 年代順作品集(第4巻)には、
なぜか図面を載せずに模型写真のみを載せている。
渦巻き型の「成長する美術館」であることを、鮮明に表現している。
美術館への入口と庭園への出口は すでに建設済み と書いてあるが、
竣工写真は本巻にも次巻にも載っていない。 建設中止になったのだろう。
(From "Le Corbusier, Oeuvre Complète 1938-46", Zurich)


フィリップヴィル市立美術館模型。 中央ホールから折り返し斜路(ランプ)を上って
2階の螺旋状展示室に上る構成は、東京の西洋美術館と同じ。 展示長さは、
初期に 1,000m、この模型は 3,000mの姿と記載されている。
(From "Le Corbusier, Oeuvre Complète 1938-46", Zurich)


<比較> 東京の国立西洋美術館の模型。
フィリップヴィルより ひとまわり小規模ながら、ほとんど同じ構成であることがわかる。
これが 渦の一巻き成長すると、フィリップビルと同じ規模になるわけだ。
(From "Le Corbusier, Oeuvre Complète 1952-57", Zurich)